共同経営の海の家
真鶴町の岩海水浴場に、県で初となる共同経営の海の家「しおかぜ」が七月一日にオープンする。経営者の高齢化や海水浴客の減少、海の家を利用しない海水浴客の増加などに対応するため、効率化と経費削減を図るのが狙い。昨年まで別々に経営していた四軒のオーナーらが足並みをそろえて集客に臨む。
同海水浴場は十年以上前はひと夏に三万人ほどの来客数があったというが、この数年は約一万人にまで落ち込んだ。昨夏、海の家を開業していた五軒のオーナーたちは昨年九月から打開策を話し合い始めたが、一軒が高齢で廃業。残る四軒のオーナーは今年に入って共同経営に乗り出すことを決めた。
オーナーたちの高齢化でアルバイトを多く雇うなど人件費がかさんでいたことなどが理由。共同経営によってアルバイトの雇用数が半減、人件費が削減でき、店を集約化することで限られた海岸を広く使えることも利点だという。
同町海水浴場組合によると、六月初めから建設し始めたしおかぜは、従来の海の家三軒分の広さに相当。食堂、更衣室、休憩室がある二階部分は約百八十平方メートルあり、一階には温水シャワーも完備する。飲食メニューは約四十五種類を用意。午前八時から午後五時まで店を開け、八月三十一日まで二カ月間営業する。
県海水浴場組合連合会によると、近年は車に積んだポリタンクの水をシャワー代わりにしたり、飲食物や小型テント、レジャーシートなどを持ち込んだりする海水浴客らが多いなど、レジャースタイルの変化も海の家の営業不振につながっている。このため、同連合会は真鶴町をモデルケースとして、組合員の同意のもとに、人件費や建築費などの出費が抑えられる共同経営を広めていきたい考えだ。
同海岸は、自然の入り江や、緑の松が伸びた岩島の「弁天島」など趣のある景観で知られる。朝倉正晴組合長(72)は「波が穏やかで岩場での磯遊びもでき家族連れに人気がある。新しい海の家で楽しんでもらえたら」と話している。
カナロコから
海の家って、独特の経営なんだよねぇ。
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