ジェット風船
大阪・寝屋川市生まれで子供の頃は阪神ファンだった巨人・上原が、こう語ってくれたことがある。「甲子園のマウンドは、7回裏のジェット風船を見るのに一番の特等席」。7回、阪神の攻撃前、グラウンドを360度取り囲む4万5000人の観客のほぼ全員が、一斉に空へ放つジェット風船。それを真ん中のマウンドで見るのは、確かに壮観だろう。
甲子園球場内で販売されている球団公認のジェット風船は4種類(いずれも4個入りで1袋200円)だが、球場外からの持ち込みも可。2種類を販売しているシャープ産業の中嶋敏雄営業部課長は「断トツの人気商品です。他の商品に比べ格段に回転が良いですから」。昨年の甲子園での阪神戦62試合の観客動員が282万9071人で、1人が1袋ずつジェット風船を購入したと仮定すると、年間約5億6600万円の売り上げとなる。
不振の上原は26日に今季初めて甲子園で先発したが、5回途中でKO。ジェット風船は見られずじまいで、翌日に2軍落ちした。来季はメジャー移籍を示唆しているだけに、果たしてもう1度“特等席”に立てるか…。
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